はじめに
こんにちはneko-hiruneです。
皆さんは魚竜(ぎょりゅう)って知ってますか?
僕はなぜか魚竜が大好きなんです。
外見はこんな感じ。

(これは魚竜の中で最も名の知られたイクチオサウルス)魚竜とは絶滅種の、イルカに似た大型海棲爬虫類。
外見は、ほぼイルカです。
おおざっぱに違いを言うと魚竜には後ひれがあり(イルカの場合推進力は尾びれが担当)尾びれが魚竜は縦、イルカは横向きです。

発生
恐竜や海生のモササウルス類や首長竜とは分類・時代が違うようです。
魚竜の出現期間は約2億5000万年前から9000万年前までで、恐竜の出現期間は約2億3000万年前から6600万年前までです。
因みにモササウルスの出現期間は約8000万年前から 約6500万年前まで、首長竜(プレシオサウルスなど)の出現期間は約2億年前から 約6500万年前まで。
(年代につては資料によりまちまちなので参考までということにしてください。)
三畳紀前期に魚竜は、陸棲爬虫類のいずれかより進化して水棲になった。これはイルカを含むクジラ類の進化と並行的で、魚が歩行することをやっと体得したのに、
「やっぱり陸上やーめた」と言って海又は川に戻って行ったと言うことですかね?
特徴
魚竜の体長は平均2mから4m。最近イクチオサウルスで26mという最大級のものが発見されています。(これはシロナガスクジラと同サイズ)
ネズミイルカに似た頭部を持ち、長くて歯のある吻を持つ。
尾びれは大きくて上下に広がり、ひれによる推進力を制御するのに使われていた。
イルカやクジラの尾びれは横に広がっていますが魚竜は縦なんですね。
肉食性。
肺呼吸。
胎生。
マグロのように高速遊泳に適した体つきをしており、また現生のクジラのように、深海にも潜ったと推測される。
海(又は川)に適応すると生命は魚の様なフォルムになるのですかねぇ?
背びれについては骨が無い為、背びれは無いと思われていたがその後保存状態が良い化石が見つかり背びれ有るとされた。
イクチオサウルスの餌については多くは古代のイカの親類を食べていたようで、一部の種類はカニなどの甲殻類を砕く歯を持っていたみたいですが、イクチオサウルスは大きさもまちまちで、また長く残存したために、餌の種類も幅広かったことが考えられるようです。

目については非常に大きく、テムノドントサウルスは体長9mの大型魚竜ですが目の直径が26cmもありました。魚竜の目が大きいのは集光力を高め夜の海で餌を探すのに有利だったみたいです。
また薄い膜のような骨(強膜輪・強膜骨)でできた輪の内に入って水圧から保護されていたようです。

実は魚類や爬虫類、恐竜、鳥類に当たり前のようにあり、哺乳類以外の脊椎動物は眼球に、この強膜輪があるのだそうです。